会長挨拶更新による移転

 天皇陛下の4月30日の退位に伴い、新たに皇太子徳仁親王殿下が5月1日、第126代天皇に即位されました。新緑がまぶしい季節の訪れとともに、新しい令和の時代が始まりました。皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

 さて、先日の全国紙に、次のような記事が載りました。「ラヴェルの『ボレロ』のように幕を閉じますね。天皇陛下の歩みを長年、見守ってきた人がそんな例えを口にした。バレエ楽曲のボレロは印象的なラストで知られる。同じリズムが延々と続くなか、初め控えめだった曲調は、徐々に勢いを増し、最高潮に達した瞬間、ぱっと終わる」(以下、省略)。天皇の退位は、江戸時代の第119代光格天皇以来202年ぶり、圧倒的な支持のなか、憲政史上初の退位をされる天皇陛下の歩みを表現していると感じました。

 次に、昨年度末から本年度始めの同窓会活動の報告と今後の予定をお知らせいたします。

 3月7日の卒業式では、同窓会と後援会を代表して、没後160年を迎えた幕末の志士で、長州藩士であった吉田松陰が塾生に残した言葉から、「学ぶのは今、人生の基盤を固める時期を大切に」と、餞の言葉を贈りました。

 入学式は、4月9日に挙行され、入学生319名普通科・理数科(男149名、女170名)が、入学しました。

 本年度の東京支部総会は、6月2日の日曜日、上野オーラム(JR御徒町駅から徒歩10分)で午後3時開場、講演は小長谷正明様から「医学探偵の歴史事件簿」-20世紀を動かした病気-と題して、お話しいただきます。

 また、市立銚子高校同窓会総会は、7月21日の日曜日、銚子プラザホテルで午後2時半開場、最初に東京支部同窓会会長 佐野利男様から、ご講演をいただきます。佐野様は、外交官として活躍されデンマーク大使を歴任、現在は内閣府 原子力委員会委員をお務めです。演題につきましては、ただ今調整中です。

 東京支部総会、市立銚子高校同窓会総会は、日程的にもゆったりとした時間の流れのなかで、懐かしい方々と再会できるものと思います。多くの皆様の御出席を、幹事一同、お待ち申し上げます。

 校長室前のキャンパスストリートでは、4月に入り、東京支部同窓会の皆様に植樹していただきました「陽光桜」と「三春滝桜」が、つつましく新芽を出すようになり、生徒を見守っています。二本(日本)の桜も温かな愛情に育まれ、これからの生長が楽しみになりました。

 生徒は運動部、文化部ともに、大会、コンクールに向け仕上げの段階に入っています。各大会等においては、生徒の皆さんが全力を出し切るよう、活躍を期待します。

 近々、開催の文化祭「市銚祭」を始め、学校行事の詳細につきましては、高校ホームページをご参照ください。最後に、今後とも同窓会に、皆様のお力をお貸しくださいますようお願い申し上げまして、会長の挨拶といたします。

                                                                                      同窓会会長 伊勢﨑 翼