校長挨拶

「同窓会 令和5年度のごあいさつ」

兵庫県立相生産業高等学校
第24代校長 魚住 啓明

同総会の皆様へ
 兵庫県立相生産業高等学校の同窓会ホームページをご覧いただきありがとうございます。
 令和5年度も引き続き、兵庫県立相生産業高等学校校長を務めます魚住 啓明(うおずみ ひろあき)と申します。
 同総会の皆様におかれましては、益々ご清祥のこことお喜び申し上げます。平素より、本校教育活動に対しまして、一方ならぬご支援をいただいておりますことに、心からお礼申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 新型コロナウィルス感染症については、5月8日から5類感染症に位置づけられます。安全・安心な学校生活環境で、コロナ禍で培った、生徒と教職員が様々な困難に直面しても、みんなで力を合わせて乗り越えてきた、「コロナだから」を言い訳にせず、「コロナだから+こそ」で、「どうすれば乗り越えられるか」、を視点に抱き「With コロナ」に前向きに取り組んだ高校生活を今年も実践して参ります。コロナ禍では、知恵と工夫を皆で出し合い叡智を積み重ねていくことで困難を乗り越え、未来へさらに発展させる原動力を培う経験が出来た、と前向きに理解しています。
 特に学校行事では、生徒会を中心に「やれば出来る」という観点で、工夫を凝らして、内容やルールを作り、そしてみんなでそれを守り実施できました。それは、体育大会や、2日間の文化祭だけでなく、3年生だけではありましたが、「ペーロン海上運動会」の復活を一例に挙げても大変大きなことでした。
 どの行事も、解決すべき課題がありました。しかしながら、生徒の皆さんや教職員みんなで、課題点に向き合い、1点ずつ着実に解決していく積み重ねで、取り組んできました。
 「アフター コロナ」という表現も出来た中で、コロナ禍前と後の学びの内容や今までの日常生活の常識が大きく変わり、誰もが経験したことのない、そして先の見えない状況のなかで、本校は79年目の歩みを進めています。ものづくりの実習や商品開発の授業、学校行事、部活動を通して、夢をもち、自立して未来への道を切り拓く人づくりを推進しています。
 さて、本年度は、創立79周年を迎え、来年令和6年(2024年)10月5日(土)には、母校相生産業高等学校体育館におきまして、創立80周年記念式典を予定しております。
 この記念式への、開催及び成功に向けて、同窓会様のご指導とご支援のもと、「兵庫県立相生産業高等学校創立80周年記念事業実行委員会」を設立し、会則も定めさせていただきました。目的は、「創立80周年を、令和6年に迎えるにあたり、それを記念する事業の計画と実行に取り組むこと」です。構成は、「兵庫県立相生工業高等学校、兵庫県立相生造船工業学校、相生市立相生高等学校、相生市立高等女学校並びに兵庫県立相生産業高等学校卒業生とその保護者、本校在校生とその保護者、本校職員(旧職員含む)及び本会の趣旨に賛同する者をもって構成する」となっております。
 私は、自分の可能性や能力を見つける、未来に繋げる場所であることが学校であると考えます。自分の能力を見つける為には、様々な知識や体験が必要です。様々なことにチャレンジして下さい。そこから、可能性の芽が育っていくと考えます。
 学校では生徒の持てる能力を最大限に引き出し、「人間力」を育むとともに、同窓会やPTA、地域の方々のお力をお借りして、社会に貢献できる「ひとづくり」を目指します。
 「夢にときめけ・明日にきらめけ」―生徒諸君が、それぞれの夢を実現できる魅力ある学校づくりを教職員一丸となって推し進めていく所存です。
 同窓会の皆様におかれましては、「創立80周年記念式典の大成功」を共通の目標とさせていただき、「相産(あいさん)」の絆をより一層深め、母校相生産業高等学校とも連携を賜り、今後も引き続き母校の教育活動により一層のご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。どうぞ宜しくお願い致します。

 令和5年4月1日 兵庫県立相生産業高等学校 校長 魚住 啓明