私たち21期生(S44年3月卒)は、令和2年4月からが「古希の祝い」の年でした。恩師もご招待申し上げ、来し方行末を思い、共に語らう時を持ちたいと考えていましたが、コロナ禍のため、ちょっとした集まりをすることすら叶わなくなり、今日に至っています。昨年度後半くらいから、やっと少人数での集まりが可能となり、細々とではありますが同期の集まりを、あちらこちらで行っているというのが現状です。
『青春は何色 五月風の中』(平木佳代子 吟)青春の日々は、高校時代の仲間と会うとすぐに甦ってきます。思い出は美しく、心安らぐひとときです。とは言え、生きとし生ける者悩みが失せることはありません。いやむしろ、年齢を重ねれば重ねるほど、悩みは大きくなり、深刻になっていくものです。従って、これからこそが仲間と語らい、時を共有して人生をよりよい方向に乗り越えてゆかねばならないと考えます。
渋沢栄一氏が、「四十・五十は洟たれ小僧、六十・七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ」と言われたそうです。彼が身罷られたのは、92歳でした。私たちは、今は青春真っただ中。何ごとかを為すために、また、母校河南高校発展のために、一人ひとりの頑張りが期待されるところです。決意新たに次の5年後、10年後に、実りある報告ができるように頑張りたいと思います。