サッカー部の思い出

20期生 櫻木 秀己(豊中市在住)

 20期生の櫻木です。私が吹田高校に入学した当時、サッカー部はまだ同好会でした。当時は16期生の岡本實先輩(現 スペック・スポーツクラブ代表)に指導していただいていました。岡本先輩が数学の藤岡先生に顧問をお願いして、同好会がスタートしました。

 同好会は朝7時から8時半までの練習が1年半続きました。グラウンドの無い我々は、雨の日は片山神社の境内で、水たまりの中でよくダイビングヘッドやスライディングの練習が日課になっていました。

 また夏休みは、福井県若狭や香川県に合宿に出かけていました。2年の2学期に後輩の村上くんが生徒会に立候補して、サッカー部のクラブ昇格を訴えました。結果、クラブ昇格が認められ、我々は公式戦に出ることができました。

 当時のサッカー部は運動能力の塊ばかりが集まっていました。私たち20期は、大阪大会ベスト16止まり、22期も同じく大阪大会ベスト16でしたが、24期生は昭和50年春の大会で、大阪府で準優勝し、近畿大会に出場しました。このことはあまり知られていませんので、報告しておきます。

 当時のメンバー(24期)は、山本・瓜生・加藤・舟本・森・浜家・常森・南山・山本・若松・橋本・千原・上野で、顧問は引き続き藤岡先生でした(名前が漏れている方がいましたら、お許しください)。

 サッカー部の後輩諸君へ、今伝えたいことは、誇りを持って活動してください。

 サッカーに出会えたお陰で、今の私があります。3年生の1学期に、大阪体育大学サッカー部のキャプテンの向井先生が講師で来られ、「大体大を受けろ!」のひと言で、進学しました。

 お陰様で、大学時代は1年生から4年間レギュラーで過ごさせていただきました。4年間でインカレ3位と2回出場できました。

櫻木さんの後輩たちがサッカー部で行った香川県での合宿時の写真。

 これもみんな、私が吹田高校で出会ったチームメイトのお陰です。同学年で言うと、ドリブラーの斎藤、俊足の西尾、守りの井上、宮本、杉野、櫻木(私)、つなぎの南、後輩の宮尾、湯浅、岡本、上野、村上、ゴール前で体を張る三好と、キャプテン植村のまさにドリームチームでした。

 夏の練習試合で、大阪の強豪校である北陽高校に勝ったのは、あの頃、本当に我らのサッカー部は強かったと、今になって思います。

現在の櫻木さん(左)と、16期生の岡本さん(右/スペックスポーツクラブ代表)。

 良き指導者、良きチームメイトの出会いがあったからこそ、今の私がいます。 出会ったすべての人に感謝します。後輩の皆さん、頑張ってください。

経歴

昭和47年 吹田高校卒業
47年 大阪体育大学入学
  サッカー部副キャプテン
49年 インカレ3位
50年 吹田市内中学校教員
50年 大阪教員クラブ所属
61年 関西社会人リーグ優勝
61年 全国教員大会2連覇(昭和62年)
現在 吹田市サッカー連盟会長
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