39回生 笹野 大栄 様

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第25回目は笹野大栄様にお願い致しました。

笹野(旧姓・岡田)大栄さん

39回生(平成元年卒業)

被服科 剣道部

【卒業後の略歴】

高校卒業後、

市邨学園 短期大学保育科卒業。私立、公立保育園、私立幼稚園 勤務後、名古屋経済大学大学院人間生活科学部修了。

現在、学校法人竹川学園 富士文化幼稚園 園長。

生田流箏曲 演奏家。

【桜台高校での思い出】

毎日、笑って、走って、剣道やって、生徒会やって、時々勉強、その次に洋裁和裁専門分野!!そして、お琴!

振り返ると、人生において本当に眩しく愛おしい時間でした。

個性豊かな先生方、桜台食堂、文化祭でのキャンプファイヤー、2限目の放課に食べるパン、名鉄電車、洋裁和裁、美術、ひんやりした廊下、レトロな窓、赤紫色のスリッパ、三本線のセーラー服、ファションショー、どれも色褪せることのない思い出ばかりです。

私は、両親の勧めでこちらに入学しました。入学試験もはっきりと家庭科は「苦手」と答えました が、「合格!」してしまい、やはり、得意ではなかった為、友人達や先生に助けてもらっていました。

そのおかげで、大変役に立つ知識や技能を身につけることが出来、充実した時間を過ごせました。

専門以外の教科は、必ず一番前の座席に座り、授業に突っ込みを入れたり、先生とのコミニケーションを楽しんだものです。

現代国語の先生が結婚する時にはみんなで「テントウムシのサンバ」、またある先生の誕生日には「HappyBirthday」を歌ったり、と私にとっての桜台高校での毎日は「今日も、とにかく楽しいっ!!」の一言だったように思えます。「勉学は2の次、3の次」・・・「桜台温泉」と言われようとも我が道を行く!!そんな高校生活でした。

もちろん、このAクラスを共にした友人達は素晴らしく、何でもサラリとこなしていく手先は魔法のようで、紡ぎだされる数多くの作品も美しく、着物・ドレスも見惚れるばかり。

振り返るとショーの際に、私が作らせていただいたカクテルドレス等は、友人達によるものといっても過言ではありません。

いつもみんなに助けていただいていました。家族のような存在です。本当に感謝をしています。

そして、私にはクラスの垣根を越えて集っていた男女13人の仲間達もいます。

高校3年の秋、私が琴のアメリカ演奏ツアーに参加する際、渡米を応援するために、PHOTO BOOK を内緒で作成してくれました。今でも本棚の手の届く場所にあり、大切にし、眺めています。

アメリカ出発前にプレゼントされた時は嬉しさがこみ上げ、恥ずかしくて上手く伝えられませんでしたが、スーツケースにいれて持っていき、現地でスタッフに見せていたように記憶しています。

あらためて、「ありがとう!」と伝えたいです。

どんな時も必ず傍らには友人達がいてくれて、それぞれの目標に向かい,切磋琢磨しておりました。

この桜台高校の友人達は私にとってかけがえのない宝物であり、今ある「私」という存在を作ってくれた源です。

現在は直接、顔を見ることは少なくなりましたが、各々責任ある立場になってきていることが、このようにSNSで発信され、活躍がわかるので、励みにもなり、友人でもあることが誇りらしくも感じます。

丁度、私達は、半白を迎えたばかりです。もう少ししたら、リアルにゆっくりと時と重ねてきた証を話せる時間が持てるでしょうね。

みんな、白寿まで元気に頑張りましょう!!

【現在のご活躍】

笹野 大栄

ささの ともえ

・学校法人竹川学園 富士文化幼稚園 園長

名古屋市私立幼稚園協会副会長、愛知学泉短期大学非常勤講師

平成元年より、公私立保育園や私立幼稚園を勤務,その後、幸田町の子育てサークルを立ち上げる。

現在、私立幼稚園、小規模保育所、学習塾、和楽器教室等経営。

平成30年から

中国やタイ、ラオス等のアジア圏の教員等に講演。

令和2年、北京にて開催された「世界園長大会」で世界から集まる幼稚園園長・理事長・幼児教育者にむけて講演。

国内の私立大学幼児教育学科や専門学校にて講義。

名古屋経済大学大学院 人間生活科学部 幼児保育研究科修了、学長賞受賞。

・生田流箏曲演奏家

岡田 玉千栄都

おかだ たまちえづ

3歳より生田流箏曲を始め、16歳で名取 岡田 玉千栄都(筝曲生田流坂本派師範取得)。17才で家元、坂本勉の合奏団のアメリカ公演に参加し、その後、国やジャンルを飛び越え様々な楽器とコラボし、自身の新たなる音楽性を探求、和洋、問わず積極的に演奏活動を続けている。日本の伝統文化の良さを伝えつつ、オリジナリティーあふれる斬新な世界は年代を問わず好評を得ている。子ども向け「ワークショップ 見て聞いて触れて奏でてみよう」も国内外で開催。また、舞台、コンサート等の企画、演出、構成、編曲も行う。

独自の世界観を生かした四季彩豊かな美しい舞台を創りあげる。アメリカ、イタリア、チェコ、ブラジル、国内外でもコンサートを開催。

2012愛知トリエンナーレ地域活性事業「五万石JAZZ」の総合プロデュース、岡崎市のグレート家康公葵武将隊CDにも参加。三越主催 愛知トリエンナーレ五十嵐太郎監督とオカザえもんの対談の司会やネットTV「玉千栄都の和楽ざんまい」のパーソナリティも務めた。また、日本画家 森田りえ子展や美術やアートとのコラボ企画も多く手がけ、愛知県美術館では、「魔術」をタイトルしたコンサートを依頼され企画開催した。古川美術館では、3.11チャリティーイベントを一年間企画した。宗次ホール主催 のスイーツタイムコンサートでは、和楽器で奏でる音楽物語を企画、演奏。同ホールと名古屋ボストン美術館のコラボ企画  「俺たちの国芳 わたしの国貞展」や「マダム貞奴物語」、この他にも「青い目の人形の物語」等、数多く手がける。原智彦主催舞台では、オペラやパンクバンドと演奏。2016年 愛知国民文化祭でコンテンポラリーダンスと共演。同年、全国障害者芸術祭・文化祭愛知大会「アールブリュット展」副知事 堀井氏らとパネルディスカッション等も行う。

2017年 ニューヨーク カーネギーホールコンサート、プラハコンサート。

2018年 愛知トリエンナーレ「渦の中の女達」にて、フラメンコ等と愛知県芸術文化劇場大ホールにて公演。

2019年 ベトナム オペラハウスやハノイ大学日本語学科にて、コンサート。

2021年2月 佐乃健介プロデュース「MUNEHARU」にて、演奏、動画配信。

2021年12月 ドバイ万博にて、「Japan day」にてコンサートの予定。

(編集者より)

情景が目に浮かぶような生き生きとした高校生活の思い出が眩しい笹野さん。どの思い出も、とにかく楽しそう。いつも温かくて優しい桜台らしいエピソードだなぁと思いました。

そして在学中からお琴でアメリカツアーなんて、スケールが大きくてびっくりしました‼️以前に桜丘会でもご披露くださったので私も素晴らしい演奏を生で聴かせて頂きました。

世界を股にかけてご活躍中の笹野さんですが、高校時代にご友人達より贈られたフォトブックを今も大切にされているというお話にじぃんとしました。

インタビューにご協力いただきありがとうございました!