27回生 座光寺 勇 様

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第20回目は座光寺勇様にお願い致しました。
座光寺 勇さん(旧姓 上川) 27回生(昭和51年卒業)
普通科 山岳スキー部(2年次にインターハイ山岳競技で入賞)
【卒業後の略歴】
昭和51年4月に信州大学工学部精密工学科入学
昭和55年4月に株式会社名古屋技術センター(現メイテック)就職
平成5年6月頃メイテック退社(何人かで別会社設立)
平成5年10月に株式会社ファルコン入社(当の別会社)
平成17年4月に株式会社情通サービス設立に参加、取締役就任
平成23年7月に株式会社IT工房Z設立、代表就任
令和元年8月に株式会社情通サービス、代表就任
現在に至る
【桜台高校での思い出】
山岳スキー部という一風変わった部活で、土曜日は糧食訓練と称して学校で飯を炊いてカレーや豚汁など料理をして食べることや、近くの神社境内前の広場で設営訓練と称してテントを張るなど楽しい日々でした。
# いや実際はそれなりに重い荷物を背負っての山登りは大変でしたよ。
夏山縦走は、8泊9日とか北アルプスの名峰を渡り歩き、冬はスキー場近くの農家を借り切って毎日、クロスカントリースキーで雪原を走り(ほとんどは転げてましたが)それはそれでなかなか経験できないことだったなと今更に思い返します。
【現在のご活躍】
SEとしてサラリーマンを30年ほどやってきて、人生の半ばを過ぎた頃に農業と巡り会い、、
農業でICTは役に立つという実感の中で、起業し、主に施設園芸(所謂温室)の生産現場に活用される環境モニタリングサービス「あぐりログ」を開発して販売運用しています。
会社は9年目でまだまだ赤字続きですが、愛知県を中心に全国1000件ほどの農家に利用してもらっています。
日本の農業を自分自身知らない中で多くの時間を生きてきましたが、今更に農業の面白さと大変さと奥深さに50の手習いでどうにか多くの人たちに認められつつある日々を送ることができる状況になってきています。日本の農業について、実際を知らずに色々と文句を垂れ流す人が多いですが、そんな事には耳を貸さず、台風や豪雨、地震などの大自然に流されながらも懸命に日本の食を守り支え続ける農家の声に応える仕事に会社運営は厳しいけれど、楽しく取り組めています。
これと並行して、運営しているもう一つの会社は消防システムの維持管理です。こちらは人の目には触れることのない仕事ですが、119番に入電する緊急通報をスムーズに動かすためのデータづくりという地味な所で細々仕事しています。通信指令室で入電する119番の向こうに居る人のためになっていればと思いながらの仕事ですね。
【今ハマっていること】
53歳で設立した会社で色々な事に取り組むことです。
60過ぎてもプログラムを作り、温室で機器を設置して生産者の話を聞くのは楽しくて楽しくて。。
困っているのは金が無いことなので、出資者大歓迎です。
Isamu Zakoji
http://itkobo-z.jp/
https://www.facebook.com/Itkobo.z
(編集者より)
桜台高校に山岳スキー部があったとは驚きでした。かなり本格的に活動されていたのですね。糧食訓練や設営訓練、とても楽しそうです。
現在は農業の環境モニタリングサービスと消防システムの事業をされている座光寺さん。どちらも私たちの生活になくてはならないものです。見えない部分で重要なサポートをくださっているのですね。50代で新事業での起業、楽しまれながらお仕事をされているお姿が素敵だと思いました‼️
インタビューにご協力頂きありがとうございました。