第9回目はファッションデザイナー横澤 琴葉様にお願い致しました。
横澤 琴葉さん 61回生(平成22年卒業)
ファッション文化科
【卒業後の略歴】
ファッション文化科卒業後、
エスモード東京校総合学科に入学。
2013年3月に卒業し、株式会社ファーストリテイリングに入社。
2014年2月に退社後、同年4月より再びエスモード東京校A.M.I.に入学。
2015年3月、卒業と同時にウィメンズウェアレーベル「kotohayokozawa」を立ち上げる。
2018年10月にAmazon Fashion Week TOKYOにてショーを行う。
【桜台高校での思い出】
高校時代はとにかくなんでも自分で決めたいという思いが強く、3年次のファッションショーでも実行委員を務め、メインビジュアルも確かはりきって私が担当した気がします。
ショーのスタッフTとクラスTを兼用に作ったTシャツは今でも大切にとってあります。
ブランドを始めた今でも自分で運営しているということもあり、わからないことだらけで日々戸惑ってばかりですが 高校生活を思い出すと、自分の人生においてあんなに一生懸命だったのは 後にも先にもないと思います。
和裁も洋裁も毎日膨大な量の宿題が出ていつもずっと寝不足だった記憶があります。
(身体が資本ですから、くれぐれもみなさん無理はなさらずに。)
あと、お昼の休み時間も課題をするために昼食はいつも2時間目か3時間目の放課には各々の席で早食いし食べ終わっていました。笑
私は高校のうちから進路を絞り、桜台を卒業した後も職業訓練校のような厳しいファッションの専門学校に入りました。
いわゆる普通の学生生活というのは中学生までだったので高校・大学生ライフのようなものへの憧れは正直今でもあります。
放課後バイトに明け暮れたり、友達と寄り道したり、校内で恋をしたり、そういったことは私はほぼ皆無でした….。
ですがファッション文化科での経験は毎年日本でたった40人の子達しか経験できない
本当にかけがえのないものでした。
靴下だけやたら変な柄を履いたり、みんな寝不足で学校行事に非協力的になってしまったり、机の下で着物を縫っていて普通科目の先生に見つかったり、バカだなあと思い出しては笑ってしまいますが、それでも私にとっては素晴らしい青春時代だったんじゃないかと思います。
【現在のご活躍】
4年前に立ち上げたブランドkotohayokozawaの企画デザイン、生産管理など、お取引先のお店に卸すまでのブランドの運営に関わる全ての業務を担当しています。
ブランドの仕事以外にも最近はwebで記事を書かせていただいたり他企業でのスタイリングなどの仕事もしています。
ブランドのインスタグラムがありますのでよろしければ是非ご覧ください!
https://www.instagram.com/kotohayokozawa/
(編集者より)
ファッション文化科卒業生でも、自身の名を冠したブランドを世の中に出せる人は滅多にいません。
横澤さんは現在、ファッションデザイナーとして装苑にも紹介されたりと非常に輝かしいご活躍をされていますが、高校時代から強いご意志のもと厳しい環境を自ら選び頑張って来られた結果なのですね。
膨大な宿題に寝不足、早弁…ファッション文化科卒業生には皆懐かしいエピソードなのではないでしょうか。
インタビューにご協力いただきありがとうございました‼️ますますのご活躍を楽しみにしております。