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「近代日本と高崎陸軍埋葬地」

 

 

 

 「歴史民俗学」の視点から、広く学生諸君にも読んでいただけように執筆した一冊。日本で最初の陸軍埋葬地(陸軍墓地)は、明治4年創設の大阪真田山陸軍兵隊埋葬地であるが、群馬県にも「徴兵令」が布告された同6年頃、「軍都高崎」に陸軍埋葬地が設営された。つまり陸軍部隊の設置と埋葬地造設はリンクしており、もともと埋葬地は戦没者ではなく、兵営生活での病死・事故死者などを埋葬する施設であった。同地には現在、日露戦役で捕虜となった「元ロシア人兵士之墓」もある。

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