令和7年4月より、本校の校長として着任いたしました、渡辺と申します。
金山同窓会の皆様におかれましては、日頃より母校・太田高校の教育活動に格別の御理解と御協力を賜り、また物心両面にわたり力強いご支援をいただいておりますことに、心より厚く御礼申し上げます。
私自身、かつて生徒として本校に在学し、その後、教員としても教壇に立たせていただいた経験もございます。伝統ある本校の校長という重責を担うにあたり、身の引き締まる思いがしますが、教職員一丸となって本校の発展に尽くして参りたいと思います。皆様の変わらぬ御指導、御鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、本校は明治30年(1897年)の創立から、今年で128年を迎えます。「文武両道」「質実剛健」の校風のもと、これまでに三万有余の有為な人材を社会に送り出し、同窓の皆様が国内外を問わず、各界のリーダーとしてご活躍されておりますことは、母校の大きな誇りであります。
この良き伝統を未来へ繋ぐべく、本校では以下の学校像を掲げ、21世紀の担い手として「知・徳・体の調和のとれた人間」の育成に努めております。
- 創立128年の伝統を確実に受け継ぎ、本県の中心的な学校として、生徒・保護者・地域の皆様から信頼され期待される学校
- 「夢は大きく、志は高く」を共通認識とし、生徒が希望する難関大学等への進路実現を力強く支援する学校
- 社会で中核を担うリーダーとなりうる、豊かな人間性を備えた生徒を育成する学校
本校が大切にしてきた太高の「伝統」とは、まず真摯に勉学に励む中で確かな学力や思考力等を身につけ、それを活かして将来の道を切り拓いていくこと。そしてもう一つは、文武両道を旨として、部活動や委員会活動、学校行事等に全力で取り組む中で「人間力」を身に付けていくことであると考えます。仲間と励まし合いながら、時には競い合いながら、お互いを高めていく――この精神こそが男子校たる太高の伝統であると考えます。
この素晴らしい伝統を教職員、生徒と共に再認識し、これからも受け継いでいく所存です。
同窓会の皆様におかれましても、今後とも本校の教育に深い御理解と温かい御支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
