恒吉はと子氏(学48H)、「第17回神戸エルマール文学賞KDL特別賞」受賞

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恒吉はと子氏(学48H・ペンネーム:宮内はと子)が、「第17回神戸エルマール文学賞KDL特別賞」を受賞しました。
「神戸エルマール文学賞」は近畿圏で活動する同人誌掲載作品に対して贈られる賞で、現在プロ作家として活動されている方も過去に受賞されており、小説を書く方にとってはいわゆる憧れであり、一つの目標となる賞です。

受賞作「みわの光」紹介文

細田愛は短大卒業後、二十年以上、地元のスーパーで正社員として働いている。 コロナという非常事態で日常が急激に変化していく中、ある日、店内で小中学校時代に嫌がらせを受けていた長井みわという級友と再会する。 みわは子供を従えてほぼ毎日店にやってきては愛に話しかけたり、昔の悪友を連れてきては高額化粧品を売りつけてきたりとちょっかいをだしてくる。 そんな中、愛は同じく正社員の関家という男性社員に助けを求めて窮地を逃れたり、機転を利かして上手にみわからの誘いを断っていく。 みわはそんな細田に今までのことを謝罪し、二度と店には現れないと言う。 だが、ある日、みわの息子がみわがアパートで死んでいるから助けてほしいと愛に訴えてくる。 愛はみわのアパートへ駆けつけ、彼女を助ける。 みわは助かった後、愛の勤務するスーパーでパート勤務として採用されるが……。
大人になってから巡り合う旧友との関係性をコロナという異常な日常の中で捉え、書き上げたフィクションです。

同人誌【カム】
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(「みわの光」は、「カム」第20号に掲載されています)

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