会長挨拶

平素は、東大津高校飛翔会の活動に対してご尽力賜りまして厚くお礼申し上げます。

この度創立五〇周年を迎えるに当たり、記念式典並びに祝賀会を令和七年十一月開催致します。世代を超えた、じつに多くの卒業生の皆さんと一堂に会することができる事を大変楽しみにしております。今年、令和七年三月の卒業生で、一万九千百九十一名が卒業されました。

昭和五〇年に東大津高校は、におの浜の仮校舎で創立されました。翌年、今の自然豊かな鶯鳴く文化ゾーンに本校舎が完成しました。

運動場が完成する迄は裏山で走り廻り、石拾い等の整備に明け暮れた事を思い出します。また、懐かしい耐寒遠足も今年で終焉を迎えました。

今年の新入生から制服が一新され、男子は学ランがブレザーに、女

子は伝統のアイビースタイルから変更になりました。

時代は昭和から平成・令和へと、その時々の時代の荒波や社会の動きの中、多くの卒業生が旅立ち、各方面で素晴らしい活躍をしておられる事でしょう。これからも、一時代を築くご活躍を期待しております。また、一方では、家庭を築き、あるいは子供たちの親として今日に至り、新たな歴史の一ページを飾られている事に対して敬意を表します。

私は、卒業時にクラスから理事に選出され現在に至りますが、生徒会役員でもなく、毎週の小テストを要領で乗り越える普通の高校生でした。部活動は、ラクビー部所属でしたが、残念な事に今の学校案内にラクビー部の写真が無く廃部となっておりました。華々しい戦歴は無かったものの、楽しく充実した高校生活でした。そんな私も、人の親となり、孫ができ、人生を全うしております。

そんな私が会長となりましたが、諸先輩方の礎があり、歴代の役員・同窓会担当の先生方、優秀な執行部役員・理事の協力のおかげで、同窓会活動が成り立っております。これからも、新しい人材が活躍し、母校の発展に寄与して欲しいと思います。

最後になりますが、この五〇周年を一つの節目とし、この良き日に立ち会える事が出来るのも感慨深いものです。東大津高校という教育現場が更なる充実を目指し、本校のモットーである「ファイト・フェアプレー・フレンドシップの3F」を実践する成長の場として、益々発展することを期待するとともに、今後も飛翔会の活動に対して、皆様方のご指導ご鞭撻を心よりお願い致しまして、ご挨拶とさせていただきます。

 

 

東大津高校同窓会 飛翔会会長

久保 博