平成29年度 相生産業高等学校創立記念講演
2000 シドニーオリンピック
重量挙げ56㌔級出場
菊妻 康司 氏 (平成9年3月機械科卒業)
今年で73周年を迎える創立記念日の4月18日を前に、高校時代に全国優勝を果たし、その後日本代表選手としてシドニーオリンピックに出場された、菊妻康司氏の創立記念講演が行われました。
後輩の前では、高校時代に記録が伸びる喜びから楽しく競技を続けてきたが、明治大学進学後はオリンピック出場を目指して「誰よりも練習している」と思えるほど打ち込まれたそうです。
しかし、シドニーオリンピックを目前にしたアジア大会では、重圧で思うような成績が残せず諦めたこともあったそうですが、仲間たちと「一緒にオリンピックに行こう」と励まし合って、その後の全日本選手権で優勝して、念願のオリンピック出場を成し遂げられました。
シドニーオリンピックには、恩師の岡上先生も応援に駆け付け、ジャークで日本記録を樹立してオリンピックを終えられました。
現在は、天理大学でウェートトレーニングコーチとして、柔道などのオリンピック選手の担当コーチを務められ、これからもオリンピック選手の育成に携わっていかれるそうです。
久しぶりに訪れた母校の玄関先には、今でも全国大会優勝時のパネルが飾られており、高校時代を懐かしく思われていました。