昨年春福島市に「星の丘助産院」を開業された渡邊修子さん(旧姓井川・昭和53年卒)をご紹介します。
二本松市安達ケ原出身の渡邊さんは、看護師・助産師として産科・小児科勤務を経て、現在は地域の妊産婦に寄り添う助産ケアを行っています。
「子どもの頃、私の母は地域で活動する保健師さんの仕事にとても感心しておりました。それを聞いていて、普段から家庭の中で育まれる子どもと母親の光景を好ましく思っていた私は、いつしか地域の助産師になりたいと思うようになったのです。」と、渡邊さんは助産師としてのご自身の原点を語ってくれました。
看護学校を卒業し助産師免許取得後は助産師として病院に勤務しておりましたが、出産や子育てのためいったんは家庭に入りました。しかし、地域での助産師活動への思いが強く、出張専門の活動を開業しました。その頃福島市が開始した家庭訪問事業に参加するようになり、委託されて県立衛生学院での学生指導も行いました。
一時、体調を崩してすべての仕事を辞めた時期がありましたが、それが徐々に快復すると、家庭の諸事情も整理されてきました。後押ししてくれる先生や以前の助産師仲間の応援もあって、助産師活動復帰への道が開きました。地域に根をはって、ひとり一人を大切に支える助産ケアを行いたいと、昨春自宅脇に助産院を開業することができました。
「現在母子をとりまく環境は目まぐるしく変化し、それぞれ違うもの。病院でも家庭でもない、もう一つの安心できる場所でありたい。」と語り、柔らかな笑顔の奥に揺るぎない信念を感じました。
子どもの頃に夢見た将来を、今まさに歩んでいらっしゃいます。
