安達高校がこのほど開催した「同窓生講演会」に、3月に福島大学学長を退任された三浦浩喜さん(昭和54年卒)が登壇し、「阿武隈から世界へ-劣等感を自分の強みに-」と題して講演し、全校生と保護者、同窓生約400名が聴講しました。
三浦さんは母校が輩出した福島大学学長3名のお一人で、令和2年から2期6年学長を務められました。
三浦さんは二本松市内岩代地区の酪農家に生まれ、高校時代は劣等感と夢を断たれた無気力な毎日を過ごしていたが、担任に大学受験を勧められたことで、自分がここにいる意味を見出したと振り返りました。
福島大学卒業後は教員の道にすすみ、地域屈指の問題校に赴任し生徒との闘いの日々を送ったこと、しかし、ある出来事を契機に学校再生に向かい、これが生涯を貫く価値観となったと語られました。
東日本大震災時は大学教員として福島大学生とともに避難している子どもたちの支援に取り組み、その後、OECD東北スクールの統括責任者として2014年パリで開かれた東北復興祭を成功に導きました。安達高校生も参加し、パリでは放射線や再生エネルギーなどの研究成果を発表しています。
三浦さんは「状況を受け入れ、乗り越える」力が大切で、「人と人の出会いこそ成長の本質」と説きました。
生徒からの質問に「人生にはワクワク、ドキドキが大切」と答え、後輩にエールを送りました
