片平里菜さんスペシャルステージ決定!! 11月9日(日)

 11月に開催される二本松市民音楽フェスティバルには、母校吹奏楽部はじめ多くの団体が出演します。今年は二本松市合併20周年記念ということで、同窓生のシンガーソングライター片平里菜さんのスペシャルステージが開催されることが決定しました

 片平さんは平成23年卒業。平成25年に開催された創立90周年の折の体育館ミニコンサートは、全校生徒感動の素晴らしいものでした。

 同窓生の皆さんもこの機会にぜひ同窓生片平里菜さんの歌をおききください。

 

☆開  催  日 11月9日(日)

☆会  場 二本松市民会館

☆開  演 9時10分

☆出  演 安達高校吹奏楽部 12時頃~

      片平里菜さんスペシャルライブ 13時15分~

☆整理券配布  8時45分~13時

 

◇◇◇ 片平さんから、高校時代の思い出をつづったメッセージをいただきました。◇◇◇

 学校生活と夢の往復。

 高校に入学した頃にはすでに音楽の道への想いを募らせていて、正直なところ、在学し続けることへの執着はありませんでした。けれど、真新しいセーラー服に袖を通し校門をくぐると、新しい出会いや高校生活に期待が膨らみました。友達もできたし、恋もしました。秋には金木犀の香りと共に運ばれてくる祭囃子や太鼓の音に胸が高鳴りました。「音楽をしたいから学校を辞める。」と言い出したことも何度もありましたが、充実した学校生活のおかげで、結局辞めることもなく卒業まであっという間だったように感じます。

 それから、二本松駅から学校までの通学路を今でも鮮明に思い出すことができます。駅前の神社、冬は冷たい山風が吹き上げる坂道。酒蔵、川沿いの道。城下町の名残りを感じられる町。この通学路でたくさんのことを感じ、考えました。安達高校は進学を目指す人や部活に熱心な人が多く、部活動をせずに下校する人は少数派でした。わたしは音楽活動のためにバイトをしていました。放課後はそれぞれが仲間たちと部活動に向かっていく中で、バイトへ向かうひとりの帰り道は夢への思いをより一層強くしてくれました。3年生になり担任の先生に進路について聞かれると、音楽の道に進むために進学も就職もしないことを伝えました。何も反対せずにただ応援してくれました。今でもその時のことを感謝しています。

 中退することからわたしを引き留めたのは「どれもこれも今しか味わえない」そんな高校生活だったからだと思います。これから先の人生も、あの高校時代のように長いようであったという間なのだろうと思います。人生の選択肢はいくらでも溢れています。けれど、迷った時には「今しか出来ないこと」「今だから出来ること」を選択し続けて、これからも歌い続けていきたいです。