会津大学発ベンチャー企業石川達也さんに聞く

 これまでの同窓生インタビュー最年少、令和3年卒石川達也さんと大内健一さんにお話をお聞きしました。

石川達也さん

石川達也さん

 石川達也さんは大学在学中の2023年に会津大学発ベンチャー企業株式会社inf.(インフ)を設立されました。

 福島県内の高校生を中心に情報の技術の面白さを伝える出前授業を中心に現在は教材開発や生成AIの企業研修・支援などに活動を広げ、多方面から注目されています。

 石川さんは自身が生まれ育った環境とその後出会った広い社会とには情報の大きな地域格差があること、それは他の多くの地域に共通する課題であることを痛感しました。その格差を解決するためにはⅠTを活用した情報教育が有効であり、地域貢献にもつながると確信したことがきっかけとなり起業するに至ったそうです。

 二本松岩代地区でともに育ち、幼稚園から会津大学まで一緒だった大内健一さんが今年から取締役に加わり、地域の未来のために活動を広げています。

出前授業

 高校時代二人は、勉学や部活に励む傍ら、登下校の時などに将来についてよく語りあったそうです。なかでも将来を考えるうえでユネスコスクールでの学びから大きく影響をうけたようです。

 石川さんはユネスコスクール北海道・東北大会に学校代表として出場し、探究活動の成果をグループで発表した経験をされました。

 母校のESD活動を伴う教育が、在校生や卒業生の成長や進路実現にいかに寄与しているかということを実感しました。

 お二人は、6月7日に開催された同窓会総会に参加され、石川さんは「情報教育で人と地域の可能性を広げる」という演題で講演をされました。

定期総会後の講演会

 懇親会では、地元や遠方で多彩な活躍をしている多くの先輩たちから激励を受け、また多くの質問にも丁寧に応えて豊かな交流会が生まれていたようでした。

石川達也さんと大内健一さん

 

 

 

 

 

 

 

(取材 同窓会副会長 鹿又いづみ)